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2020年/第47回日本ショパン協会賞
受賞者

藤田 真央

 

《プロフィール》 藤田 真央 (ピアノ)

2019年6月チャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞。審査員や聴衆から熱狂的に支持され、世界中に注目された。2017年には弱冠18歳で、第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝。併せて「青年批評家賞」「聴衆賞」「現代曲賞」の特別賞を受賞。2016年には浜松国際ピアノアカデミーコンクールで第1位に輝くなど、国内外での受賞を重ねている。2019/2020シーズンは、ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団と共演しロンドン・デビュー。THE TIMES紙で「藤田は素晴らしい表現力と趣味の良い感性を持っており、躍動的で雄弁な詩情と、深みのある解釈を持ちつつ、恐れを知らない大胆な表現ができる。」と大絶賛された他、ミュンヘン、ニューヨーク、モスクワ、サンクトペテルブルグ、ソウルなどでもデビュー。2019年12月ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団日本公演で、急な代役としてチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番を演奏。初めての演奏にも関わらず、瑞々しい音色、豊かな抒情性、類まれな音楽センスで、多くの聴衆を魅了。指揮者やオーケストラからも讃辞を受けた。これまでにルール音楽祭、ナントのラ・フォル・ジュルネに参加。2020年7月には、オンラインで開催されたヴェルビエ音楽祭のプログラム「ヴェルビエ・ジェネレーション〜音楽祭が見つけた若き才能〜」に抜擢され、リサイタルが世界中に配信された。2020/2021シーズンは、ミュンヘン・フィルとの共演、ヴェルビエ音楽祭での《モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲演奏会(5回)》などに出演。国内では、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団、札幌交響楽団などとの共演、各地でのリサイタルとともに、春からは3年5回にわたり行う《モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲演奏会》をスタートする。1998年東京生まれ。東京音楽大学卒業。ロームミュージックファンデーション奨学生。江副記念リクルート財団第 49回奨学生。2020年、有望な若手に贈られる「第21回ホテルオークラ音楽賞」「第30回出光音楽賞」を受賞した。

 

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