2020年/第47回日本ショパン協会賞 受賞者 伊藤 順一 《プロフィール》 伊藤 順一 (ピアノ)
4歳よりヤマハにてピアノを始め及川良子氏に師事し、その後ヤマハピアノ演奏研究コース、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学にて秦はるひ氏に師事し、在学中に第21回彩の国・埼玉ピアノコンクール金賞、第4回横浜国際音楽コンクール大学の部第1位、並びにパリ・エコールノルマル音楽院への奨学金を得て2011年よりフランスに渡りエコールノルマル音楽院へ留学。Henri Barda氏のクラスで学び演奏課程を首席で修了。翌年コンサーティストディプロムをピアノ、室内楽共に満場一致の首席、審査員特別賞で修了し、2014年パリのサル・コルトーにてソロリサイタルを開催。その後パリ国立高等音楽院伴奏科を経て、リヨン国立高等音楽院ピアノ科にてHerve N'Kaoua、Thierry Rosbach両氏に師事し研鑽を積み、2016年よりシャトゥ、ステファノ・マリッツァ、ニースなどの各国際コンクールで第1位を受賞、その他イタリア、スペイン、クロアチアなどヨーロッパ各地のコンクールに上位入賞し、バカウフィルハーモニーやオーケストラサウンディフ、クロアチア放送交響楽団と共演。2017年には2台ピアノで第91回レオポルド・ベラン国際コンクールにおいて第1位を受賞。2018年フランス リヨンのゲーテサロン、2019年イタリア南部バルレッタにて2夜連続のソロリサイタルを開催。2019年末に完全帰国し、日本ショパン協会主催 第4回日本ショパンコンクールにおいて第1位を受賞。続けて第177回トレモロ会 ソロリサイタルでは好評を博す。2020年ソロアルバムCD「僕のショパン」をリリース。以前より室内楽の分野でもデュオ、カルテット、2台ピアノなどのアンサンブルコンサートを日本とフランスで主宰し、多くのアーティストの共演者としても活躍、また毎年フランス中部ノアンの講習会でYves Henry氏のアシスタントを務めている。現在、東京や神戸にて後進を指導する他、各地で演奏会を開催している。