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西原瑠一ランチタイムコンサート 開催レポート
〜ショパン 故郷への想い〜
2017年5月24日(水) 12:00開演(11:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」

 

 「ワルツ」をテーマとした2017年の『ショパン・フェスティバル』。この日のランチタイム・コンサートは西原瑠一さんが出演しました。

 幕開けはショパンの幻想曲へ短調Op.49。重厚な音で一音一音を丁寧に紡いでいきます。このコンサートのサブタイトルは「ショパン 故郷への想い」となっていますが、まさにそれを体現す るかのような、深みを感じさせる演奏。

 次はショパンのノクターント長調Op.37-2。こちらはしっとりと叙情豊かに。続くショパンのワルツイ短調Op.34-2、ワルツへ短調Op.70-2では、ワルツに秘められた「静、哀しさ」を表すように、音を響かせました。

 一転してショパンのワルツ変イ長調Op.34-1「華麗なる円舞曲」では、その名のとおり、華麗且つ軽快に。

 そして、リスト「忘れられたワルツ」第1番嬰へ長調、続いて「詩的で宗教的な調べ」第7番「葬送」ヘ短調を演奏。低音から高音までじっくり響かせました。

 アンコールは、ショパンのエチュードOp.25-10「オクターヴ」。内省的な音楽をじっくり聴かせてきた西原さんですが、ここでは技巧的なこの作品を軽やかに演奏、観客を湧かせ、ランチタイム・コンサートは終了しました。


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